【天命】運命に気づく
1990年4月 バブル全盛期に日本システム技術(株)に入社。入社後、間もなくバブルが崩壊した。どんどんリストラされていく先輩社員たち。会社は「下請けからの脱出」とし、自社がメーカーになるという目標を掲げ、大学向けの業務システムの製品開発をスタートさせた。時代はWindows3.1が日本にやってきた頃で、業務システムをパソコンでやる非常識に挑んだ。製品開発は市場の流行を取り入れていては遅い。自分達から流行を創造しなければならない。新しい技術をどこよりも早く取り入れ、「あったら便利」から「それがないと仕事ができない」を目指す。Webを利用した履修登録は、当時日本にWeb開発の技術がある会社はなく、アメリカに行き技術修得し仕上げた。そして製品販売から瞬く間に日本一のシェアとなる化け物の製品となった。会社はこの製品をきっかけに上場。脅威のV字回復であった。私は製品開発以外に、マーケティング、セールス、サポートを経験し、仕事の楽しさと苦しさ、自分の得手不得手を知った。仕事は私に沢山の課題を与える。そのハードルを超えるために考え努力しチャレンジする。約束をしたら必ず守る。そこに仕事仲間とお客様との強い絆が生まれ、自身を成長させた。その時間を一緒に過ごした仲間は、私のよき理解者であり、かけがえのない大切な人となり、今も深く繋がっている。